第18回抗加齢医学会大阪大会
日本における統合医療の進展は遅々として進まないように見受けられるが、本学会のプレスセミナーでの、山田秀和近大皮膚科教授の熱い口演を聴き、25日から27日まで上記学会の取材で大阪に行ってきた。話題は、出生前から老後という時間軸から、空間的には、病院内に限らず環境にまで広がる。診療科は多岐にわたり、医学の臨床・基礎の最先端を超え、経済学、心理学、建築など工学系の専門職にまで及んでいる。ここでは統合医療を視野に入れた考想が、進んでいるようである。川島朗先生が「抗加齢医療における統合医療の可能性」というシンポジウムの座長をつとめられていた。
専門医・指導士共通プログラムとして「抗加齢指導士のあり方をめぐって」があるが、その主な専門職は、看護師、薬剤師、臨床検査技師、医師である。鍼灸師、柔道整復師の先生がこのような学会にもっと参加されることを期待したい。